まず発刊にあたり、公益社団法人日本観光振興協会の久保 成人理事長は以下のように推薦していらっしゃいます。
「髙橋さんはホストとして、人として、旅行者を『もてなしの心』で迎えることの大切さを、本書において何度も言及されています。この「もてなしの心」によって、来訪者の心は満足し、その地、ひいては日本を訪問してよかったという心象につながっていくのだと思います。また、現場で働く人たちも旅行者から笑顔、感謝の心をもらうことにより、心が豊かになり、幸せになることができます。来訪者も、地域も、働く人たちも、大いに得るものがあるということが納得できる良書であると思います。」
私も共感する点が多く、一番感動したことは、「国際相互理解と世界の平和」のためにできることが中心に書かれている点です。これは今最も大切なことのように思えてなりません。グローバル化の中で人とモノは容易に動くようになりましたが、人々の考え方のグローバル化はまだ不十分なように感じます。
富士箱根ゲストハウスの経営の中心となるのが「国際交流を通じた『出会い・ふれ合い・学び合い』」の精神です。私はこの髙橋さんの精神に大変共感しました。というのも、私も日本語教育・国際交流を通して日本語学習者、母語話者ともに違いの発見、その受容と尊重、人間的成長ができることを目指しているからです。
また「観光は見聞を広め、人間を成長させる行為」とおしゃっていることにも感動しました。私が以前アジアからヨーロッパまで一人歩きをした際、現地の人たちとの出会いを通じ、大変多くを学びました。外国人が多くなってきた日本でも今後、お互いの学び合い、成長する機会が増えていくのではないかと思います。
日本を訪れる外国人に対し何ができるのか、どのような対応が喜ばれるのか、グローバル化の中での生き方を考えるいい機会になることと思います。このような感慨深い本に出会えたことに心から感謝しております。
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